大阪・北浜まちあるきのつづきです…
「五感 北浜本館」がはいっている新井ビルから堺筋をさらに南下して、私たちは高麗橋付近まできました。
以前の記事でも少しご紹介しましたが、北浜から淀屋橋にかけてはレトロな建物があちこちに点在していて、それを見ながら歩くのもまた楽しいものです。
この日も主人の案内でひとつレトロな建物を見ることができました。
高麗橋を堺筋から御堂筋方向に歩いたところにある、2階建てのレンガ造りの美しいビル…
「旧大阪教育生命保険ビル」の建物です。
竣工は1912年(明治45年)なので、100年以上も前の建物なんですね。
設計は日本を代表する建築家のお一人である辰野金吾先生です。
辰野先生は、東京駅の駅舎や日本銀行本店、また大阪・中之島にある中央公会堂や奈良ホテルなども設計されました。
すぐに「ああ、あの建物ね。」と思い浮かぶぐらいに有名な建物ばかりですよね。
こちらのビル、中はきれいにリノベーションされて現在は結婚式場として使われています。
この後私たちは御堂筋をめざしました。
特に目的はなかったのですが、歩きながら「久しぶりに淀屋橋odonaに行ってみようか。」ということになり…
淀屋橋odonaは御堂筋に面し、ビジネス街のど真ん中にあった愛日(あいじつ)小学校の跡地に建てられた商業施設で、今年で10周年を迎えます。
私たちはここ何年もお邪魔していなかったので、はいっているお店も変わっているかもしれないと思いましたが…
やはり少し様変わりしていました。
今回お気に入りのお店も見つけたので、ここで少しご紹介しますね。
★HAKUSAN SHOP (白山陶器のショールーム&ショップ)
長崎・波佐見町に本社のある白山陶器さんのショールームとショップで、淀屋橋odonaの2Fにあります。
店内は広々としており、白山陶器さんのすべての製品をディスプレイしているのではないかと思うぐらいラインナップが豊富です。
最初は様子がわからずおっかなびっくりでしたが、ひとつひとつを見ていくと普段使いできそうなものが多く、しかも案外手が届きそうな価格帯で…
私が普段使っている北欧食器とも相性がよさそうだし…
ということでいろいろと見てまわった結果、普段使っているお茶碗を新調することにしました。
こちらは「高台花」シリーズです。
本当にシンプルな白の陶器ですが、お茶碗の台に描かれたお花模様がかわいい!
またお茶碗の上のラインも効いていて、ほぼ一目ぼれでした。
広くてとっても素敵な空間なので、一度いらしてみてくださいね。
お気に入りの一品が見つかるといいな、と思います。
全部ではありませんが、白山陶器さんの製品情報は
こちらです。
★文教堂
淀屋橋odona2Fにある本屋さんですが、かわいい文房具類も結構充実しています。
私はちょっとしたプレゼントを入れる用に「片面が透明になっている袋」と、かわいい猫ちゃんのミニレターセットを買いました。
ミニレターセットは美濃和紙製で、古川紙工さんで作られているもの…
古川紙工さんのそえぶみ箋やミニレターセットは、かわいいものが多いですよ。
プレゼントと一緒にちょっとしたメッセージを添えるのに重宝します。
★竹尾 淀屋橋見本帖
1899年創業の紙の専門商社・株式会社竹尾さんが運営する紙の専門店で、淀屋橋odonaの1Fにあります。
店内のテーブルには本当にたくさんの種類の紙の見本帳があり、それを見ながら注文するシステムになっています。
どうやら店内奥に紙のストックがあるようでした。
また、店内の紙を使った印刷などにも対応していただけるようですよ。
今回は何も購入しませんでしたが、覚えておくと何かの時にお役に立ちそうなお店です。
まちあるきの最後に久しぶりに立ち寄った淀屋橋odona…
ビジネス街にありながらゆったりとお買い物ができるので、機会がありましたらぜひお立ち寄りくださいね。
【2019.4.29追記】
上記記事でご紹介しましたHAKUSAN SHOP(淀屋橋odona2F)は、2019年3月31日をもちまして閉店いたしました。
お気に入りのショップだっただけにとても残念です。